投球方法
 ペタンクの投球方法には、ビュットという目標球に寄せる【ポワンテ】とビュットやボー
ルを弾き飛ばす【ティール】があります。投げられたボールの配置状況や残りボール数によ
り、ポワンテかティールかの作戦を立て、状況に応じ、味方ボールを押してビュットに近づ
けたり、ビュットを味方ボールの方へ移動させたりする等、作戦に応じた様々な投球が行わ
れます。

 ★ポワンテ
 目標に寄せることを言います。地面の固さや凹凸、傾斜等によってボールの転がりが変わ
るので、着地点の決め方と、そこに確実に落とす正確性が求められます。相手ボールより少
しでも近ければ成功であり、常にビュット方向へ投球する必要はありません。ポワンテの投
球方法には次の三通りがあります。


@ルーレット
 サークルから1m〜2mの地点にボールを
着地させ、転がして寄せる投球方法です。距
離が短いときや、地面が硬いときに行うのが
一般的ですが、地面と接する距離が長いため
地面の凹凸や傾斜の影響を受けやすくなりま
す。座位で行います。


Aドゥミポルテ
 サークルと目標の中間にボールを着地させ
その惰性で目標に近づける投球方法です。最
も一般的な投げ方です。立位、座位で行いま
す。

Bポルテ
 ボールを高く上げて目標の近くに着地させ
る投球方法です。目標の手前に障害球があっ
たり、地面が柔らかい場合に有効です。また
味方ボールを押したり、ビュットを動かした
いときに有効な投球方法です。着地後、転が
る距離を短くするためには、高さとスピンが
必要であり、高度な技術が求められます。立
位・座位で行います。


★ティール
 ティールとは「撃つ」という意味で、ボールやビュットにダイレクトに当てて弾き飛ばす
投球法です。ティールはポワンテよりも試合をダイナミックに展開させるので、観戦してい
て面白いものです。狙っている相手ボールの近くにある味方ボールを避けて成功した時、カ
ロー(ティール成功後、自分のボールが、その場に残ること)が出たときなどは実に爽快な
ものです。ティールは1投球で大量得点が取れることもあり、ペタンクには欠かせない投球
法です。地面のアンジュレーションに左右されることがないので、自分に合った正しい投球
フォームを身につければ成功率はかなり高くなるでしょう。そのためには失敗を恐れずどん
どんチャレンジすることが必要です。(立位)




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